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ラベル 竹林の向かいの雑木林 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2019年12月9日

道の記


丘の上の小さな雑木林だった場所はどうも一軒家になるような様子だった。建物はすでに建ち、まわりの工事が進められていた。何かのセンダングサが1本、様子を見つめるように立って咲いていた。


この道を行くのもひさしぶりだったし、この方向から行くのはほんとうにひさしぶりだ。向こうの山が夕日にあざやかに照っていた。緑だけでなく冬の紫も見えていた。


クリスマスの小さな飾り付けがされていたお家の納屋が無くなっていた。こどもさんの家を新築するようだ。お家をのぞきこんではいけないので足早に去ったが、敷地の端に古い小さなこいのぼり飾りを巻き付けた、たしかそこにクリスマス飾りも付けていたと思う木組みの枠が立てかけてあった。


蝋梅がきれいに咲く幹線道路沿いのお家が無くなっていた。更地だった。木のちぎれ根が地面のところどころから出ていた。しゃがんで、その1つに触った。何の木かはわからなかった。しなやかだった。


以前大きな木が立っていた駐車場は、大きなマンションに変わっていた。エントランスには数本の木が植栽されていた。あの木のように大きくなれるかどうか考えかけて、やめた。彼らにはきっと彼らの未来があるだろう。


2019年5月31日

道の記


排水溝の中にくすのきが生えている場所を数か所知っている。そのうちの1か所が、しばらく前に通ったときに敷地の工事を始めていてどうなるのかと思っていたが、排水溝も工事されたようで、中にはただ水が溜まっていた。


高台の竹林の向かいの雑木林だった場所は、そこに残されていた木もなくなって、しばらくそのままになっていたが、今日は造成のような工事が行われていた。敷地の中には緑味は見えなかった。敷地の外の歩道の隅に、短く、竹の茎が伸び出ていた。


2019年2月13日

道の記


ナズナとホトケノザが咲きに咲いていた。風は冷たかった。山は雪のようだった。


林だった高台に木々が少しだけ残されていたのだが、その木々もなくなってしまっていた。砂利の地面に少しだけノゲシが咲いていた。


山に日が沈んだ後、その山の左のほうに幻日が見えていた。幻日に背中を照らされているのだと思いながら帰り道を歩いた。道はまだ遠かった。


2018年3月26日

道の記


造成された雑木林で敷地内移植された木のうちの1本、枯れ葉を落としていなかった。調子が優れないのかもしれない。


畑のその畝ひとつだけを見るとホトケノザ畑だった。その先の畦はナズナ畑になっていた。


帰りに通った道では畝がナズナ畑になっていた。


もと大くすのき林は少しずつ重機が作業を進めている様子だった。丘の端にはくすのきの伐り株のシルエットが変わらずにあった。



2018年2月5日

道の記


いまが寒さの底だろうと思う。あるところではイノコヅチが枯れて穂を高く差し上げているのを見た。あるところではイノコヅチはしおれながらもなお緑を残していた。となりの皇帝ダリアもそうしていた。


切り開かれた竹林の向かい側の同じく重機が入っていた小さな雑木林も造成が終わっていた。その区画の端に木々が並んでいた。手前の木は工事中のときに根元が掘削されていた木のように見えた。敷地内移植されたのだろう。木々の向こうから吹き上げてくる風はまだ冷たかった。


大くすのき林にはさらにいくらか工事の手が入ったように見えた。丘の奥のほうで、芽のない伐り株がなにかの建造物のように厳かに空に立っていた。