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2020年7月21日

道の記


ビルの谷間のヨウシュヤマゴボウはとても元気そうだった。


ヒカゲチョウの仲間らしき蝶が林から車道へ出てきた。たくさんの車にあおられるようにして、すぐに林へ戻っていった。


立ち止まって昨季ここで見たキツネノマゴを探しているうちに私を追い越していった、その方がはるか遠くに見える。自分の人生はこういうものだと思った。


スーパーマーケット跡地は夏の草たちが背伸びを続けていた。


フウセンカズラだったと思う道端の草が、ガードレールにひもで結わえてあった。


2017年10月19日

道の記


すみれのプランターにカメラを構えて写真を撮っておられる方がおいでだった。プランターの中のキツネノマゴにヤマトシジミがとまっていた。

ヤマトシジミと思って近づいてみるとクロマダラソテツシジミだったということがこのごろ多くなった。


大きなキンモクセイの下を通っていて、ばらばらと音がした。雨かと思ったら、キンモクセイの花が降ってきた。枝先から細くて小さな青虫が糸で垂れていて、その糸に花がいくつか引っ掛かっていた。1匹の青虫が花をつかまえたみたいにして花とくっついていた。

その少し先では、ヒイラギモクセイの木からたくさんの花が垂れ下がっていた。飾り物のようだった。

2016年10月27日

道の記


まちを歩いていて植え込みのガザニアが目に入り、ふいに、ラザニアとガザニアがカタカナ1字違いだと気付いた。


まちはキンモクセイの香りからヒイラギモクセイの香りに移り変わっていた。キンモクセイの香りは昔の思い出を強くかき立てられるような感じがする。ヒイラギモクセイの香りは安心する。


とても背の低いセイタカアワダチソウを見た。歩道の縁石の隙間からなんとか伸び出ていて、たしかにこれ以上伸びるには栄養も時間も足りなそうに見えた。蝶が舞っていた。