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2016年10月15日

道の記(五ヶ山・小川内)


五ケ山ダム水没予定地の桜(やはり山桜だと思う)、さらに開花が進んでいた。遠目でしか見られないため何分咲きとも言えないけれど、樹冠全体が華やいでいる。双眼鏡では(花かつぼみか見分けられないが)たくさんの白い点が枝いっぱいに。

不時咲きでも満開になることがあるのだろうか。

秋にも咲く品種の桜なのだろうかとも考えている。十月桜は知っているけれど、春も秋も花がまばらな印象があり、違うように思う。秋から冬にかけて咲く品種がけっこういろいろあるようで、近くで花を見られたなら見分けができるのかもしれないが。

ともあれ花であるには違いない。


小川内の杉がもともといた場所の近くで別の木の移植作業(に見えた)が進められていた。以前、アカガシを移植するという工事予告が出ていたので、そのアカガシではなかろうか。


桑の河内の(新しい)お堂の横の大いちょうは1か所だけがあざやかに色付いていた。まだ調べていないけれど、このいちょうもたぶん、お堂と同じく現在地に移されてきたのだと思う。


五ケ山・小川内の杉の所へ行く途中に、南畑ダムに沈んだ集落、道十里の碑がある。「垂乳根の大銀杏」という木があったそうで、ウェブなどでその名を見る。いまもダム湖に沈んだままらしい。以前、地元の方からだいたいの場所を教わって行ってみたが、何のよすがもなかった。湖面が静かに広がっていた。
※ 後日、湖面に出ている枯れた大きな木が「垂乳根の大銀杏」だとわかった。https://michinohata.blogspot.jp/2017/06/blog-post_21.html