道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2016年10月13日
道の記(防災植物に思う)
どういう流れか忘れたが、公園の植物を採っていけないのだとなると、草笛もできないのか、ヨモギなど摘んで食べてもいけないのか…などと今朝ぼんやり考えていた。どうもちょうどその時間ごろにテレビで防災植物?の話をしていたらしい。
しばらく前に歩道でぎんなんを拾っていた方がおられたのを思い出した。私がそこに差し掛かる前にほかの通行人の方から何か言われていて、そのためか私が差し掛かったときにはちょっと御機嫌がよろしくなさげだったので、黙って通り過ぎた。しかし私も冷たい視線を向けていたと思われたなら残念。
きょうひさびさにツイート検索ができていて、防災植物の件もちょっと見てみたが、その結果にいろいろ思う前に、竹西寛子さんの「早蕨」という随筆を思い出した。むかし毎年春に、東京の家の近くの野原でツクシやヨメナなどを摘んでいて、そこでいろいろな人たちと出会ったという話。
また、多田智満子さんの「木の実をひろう」も思い出した。木の実を拾うとき人は大地を拝んで木々の恵みをいただいているのだ、と。農耕でなく(そして購入するのでもなく)、採集していただくことの心が書かれていたように覚えている。