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2019年11月16日

道の記


ひさしぶりに降りた駅は建て替えられて駅前も大きく変わっていた。むかし立ち寄った駅前食堂は看板を下ろしていた。


そして初めて来た駅は小ぢんまりとしていた。入口のロータリーにくすのきが大きく立っていた。これから少し遠くまで行くらしき方々が地元の方らしき方に見送られていた。


大きな公園を歩いた。空も地面も広かった。公園を通り抜けて川に出ると、オギが穂を立てて並んでいる川岸の向こうの、くすのきの林の向こうに、日が降りていくところだった。山は斜めから陽を浴びて、その光と稜線とで、ひかりとかげを作り出していた。自転車に乗ったこどもたちが、残りわずかな一日を遊ぶのだろう、土手を公園のほうへと走っていった。


春の小径はこの前通ったときは暗くなっていて草花がわからなかった。きょうはすぐにキツネノマゴが咲いているのがわかった。丈が低く、1度刈られたのだろう。かたまって咲いている。イヌタデ、コツブキンエノコロ、チカラシバ。そしてホトケノザもナズナも咲いている。にぎやかだった。春を湛えた秋の小径。少し暮れ始めていた。


2019年11月10日

道の記


街路樹モミジバフウの葉が路面に粉々になりながら積もっていた。道は明るかった。


見た覚えがない種類の草を見つけてしゃがみこんだ。となりのネズミノオの穂が私のバッグやブルゾンに実をたくさんこぼした。それを落としていると、今度は別のとなりのタチスズメノヒエが実をこぼした。


線路と線路のあいだのまんなかに小さな木が生えていた。踏切から見たときはなにかそこだけが小さな森のように緑だった。線路に沿って道を歩いて近くまで来ると、葉はきらきら日に照っていた。すぐ脇に、イヌタデらしき小さな紅が見えた。


2019年10月24日

道の記


春の小径に着いたときにはもう暗くなっていた。草が見分けづらい。ホトケノザが咲いている。コツブキンエノコロらしき草。イヌタデ。この前見つけたキツネノマゴは見つけられなくてごめんと思いながら道を進むと、キツネノマゴが咲いていた。


2016年12月4日

道の記


桜の切り株から出ていたひこばえが切られていた。一帯の草が刈られていたので、たぶん一緒に切られたのだろう。伐採されて3年になり、切り株そのものもかなり朽ちてきたが、芽を出して伸ばして、切られてもまた芽を吹くことを繰り返して頑張ってきた。


近くに、切られた小枝が放置してあった。緑の葉が残っていた。切り株のところに戻した。次に芽を出すのは春になるだろうか。


ムラサキシジミが路上にいた。拾い上げると足をゆっくり動かした。近くにイヌタデやヘビイチゴが低く咲いていた。そこに移した。さっきは閉じていた翅を小さく広げていた。