道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2020年8月6日
道の記
ツメクサの角の草はクグガヤツリではなくコゴメガヤツリだった。別の場所でクグガヤツリを見たのとこんがらかったのだろう。アレチノギクだと思っていた草はずいぶん丈が高くなった。
公園の小さなグラウンドのまんなかで空を仰いだ。少し霞んだ、春のような空。巻雲が出ている。振り向くと、まだ夕日と言うに少し早い太陽が赤かった。
メリケンカルカヤのプランターは何かニラの仲間のような花が咲いていた。
さっき公園の芝生で仰向けに寝ていた方が自転車で遠く去っていく。桜の木々に蝉の声が鈴なり。ハナカタバミが花を閉じている。公園はぱらぱらと人が居て、少し涼しい時間をめいめい過ごしておられるようだった。
もう夏も終わるのだろうか。入道雲にまではならなかった積雲がうっすらと染まっていた。
2018年11月14日
道の記
すみれのプランターの近くに出ていたキツネノマゴがおそらく草取りに遭っていなくなり、このあたりではキツネノマゴはもう見られないのかと気になって、信号待ちの間に探してみた。すみれのプランターから少し離れた別のプランターで、キツネノマゴが少し出ていた。花を終えた穂が立ち並んでいた。
クワクサもいた。葉が色褪せていた。おつかれさまと声を掛けた。その言葉でよかったのか今もわからないでいる。
道でなにかを拾っている様子の方をお見かけした。以前からスダジイの実が落ちている場所なので尋ねたらやはりそうだった。かんたんな調理方法を教えてくださった。もうすぐ100歳になりますよと、つやつやのお肌の笑顔でおっしゃった。
空は青かった。高い雲が形を崩しながら空に並んでいた。
2018年1月28日
道の記
駅舎が新しくなった。これまでの入り口は閉鎖され、その前で、たぶん案内を兼ねておられたのだろう警備員の方がたぶん通りかかったのだろう方と立ち話をしておられた。
巻雲がきれいで信号待ちのあいだ空を眺めていたら、隣の女の子がきょうだいらしき男の子とお母さんに「あそこにくろがいるよ」とさかんに教えている。正面のマンションの上にからすがいて、そのからすのことを言っているらしい。色が黒だからか…と思っていて、ふと、crowだと気が付いた。とまっているからすの上方に円を描くようにからすたちが舞っていた。
傾き始めた日差しを受けて、古いブロック塀の下でチドメグサが数枚の葉を広げて、てかてかと光っていた。
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