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2016年9月12日

道の記


今年はコミカンソウをあちこちでたくさん見かける。これまでもこんなにたくさん出ていたかなあと思いながら見ている。この仲間の見分けがいまひとつ自信がなかったので、帰化植物図鑑などの記述を頭に入れて(でも忘れる)歩く先々で見ている。


病院の小さな植え込みがブラジルコミカンソウでいっぱいだった。さすがに植えておられるわけではないのだろうけれど、生えてきたものを残して育てておられるような感じには見えた。コミカンソウもだけれど葉の並びが整って見えて、空き地ならぬ空き植え込みの緑にちょうどよかったのかもしれない。


古くからの町のとても小さな公園の隅で、オオニシキソウが1本だけ茎を立てていた。いま思うと、草取りを1本だけ生き延びたような様子だった。実が熟しつつあるように見えた。お母さんと小さなこどもさんが公園を通り道にしてそのそばを抜けていった。