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2016年7月24日

道の記


道路脇の排水溝のようなところからクスノキの若木が伸びているのを昨年見つけた。ときどき通る道なのでときどき寄って見て挨拶していた。いつも元気だった。1か月ぶりぐらいだと思うが、きょう通ったら枯れていた。底に溜まっている土が乾いていた。その土から何か草が小さく生えつつあった。


伐られて切り株だけ残っている神社のクスノキはまた芽を出していた。これで何度目になるだろう。芽を出すたびに摘まれているがあきらめない。しばらく動きがなかった隣のムクノキ(だと思う)の切り株も、そっと芽を伸ばしていた。


比較的最近知ったまちの小径の道端にタツナミソウやトウバナがいる。タツナミソウは植えてあるものが増えたような雰囲気もあるが、トウバナはそうではなさそうで、ほかのいろいろな草が生えているふもとでしっかり花を咲かせている。たびたび通る道ではないが、通ると少し元気が出る。


道端の木が大切にされている小径や、草々に寛容な小径を歩いていると、しあわせな気持ちになってくる。