塀の下にいろいろな草が並んでいる場所。今年はエノキグサが多く出ていたが、だいぶ疲れたようで、色褪せてきた。きっと次の世代を残していることだろう。
ついこのごろどこかで、やはり塀のような場所の間際で、とても高く伸びたエノキグサを見たのを思い出した。一瞬エノキグサと思わなかった。ふだん歩く道ではなかった。もうどこだったか思い出せない。そのエノキグサたちも疲れた姿だったが、最後の力を振り絞るなどということではなく、みな、すっとその場に立っていた。
街路樹のいちょうもほぼ黄色になった。日が沈んだ西空が、よく似た色に変わっていた。
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