道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2019年9月9日
道の記
もうひとつの大くすのきの林だった場所は、どうも2つの敷地で運命が異なったようだ。片方は管理地の札が立ち、手つかずになっている。横の歩道を歩いているとヤナギハナガサの花が歩道に出てきていた。敷地内にはアレチハナガサとヤナギハナガサがめずらしく並んで咲いていた。もう一方の敷地は建造物の工事が進んでいる。その隅っこに、以前ここで咲いていたボタンクサギのように見える大きな葉の幼木が出ていた。キカラスウリのつるが下を這っていた。
その先のお家が取り壊されていた場所は土地が掘り下げられていた。崖はほぼなくなっていた。以前は崖の上から何かの実が落ちていて、しかし何の実だったか思い出せずにいた。歩道の植え込みから柿の葉が伸び出ていたのを見つけた。
交差点のホリホックは葉だけになった。となりで白彼岸花と鶏頭が咲き始めていた。草取りをしている途中らしく、取られた草がひとつかみになって歩道に放ってあった。
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