台風が過ぎた街の道は、街路樹のクロガネモチなどの葉や小枝が路傍に積もっていた。どなたかがそれぞれに掃いて集めたのだろう。
空き地のヒロハホウキギクなど丈の高い草は多くが倒れていた。このさきは倒れたまま花を咲かせ、それぞれに実りのときを迎えるだろう。
道端に小さく生えている松の木に、ビニール傘が絡んで留まっていた。
市街地公園にも夜が降りてきた。先日お目にかかったばかりのフルート奏者の方が公園の端でフルートをお吹きになる。多くの人が行き交うなか、朝のドラマの主題歌メロディーが、ビルの壁面に沿って、どこまでもかすかに流れていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿
いただいたコメントは、当方で読ませていただいてから公開するかどうかを判断します。ご了承ください。