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2017年6月21日

道の記(南畑ダム・垂乳根の大銀杏)


(五ケ山・小川内の杉の所へ行く途中に、南畑ダムに沈んだ集落、道十里の碑がある。「垂乳根の大銀杏」という木があったそうで、ウェブなどでその名を見る。いまもダム湖に沈んだままらしい。以前、地元の方からだいたいの場所を教わって行ってみたが、何のよすがもなかった。湖面が静かに広がっていた。)
- 2016年10月15日

…ということを以前書いたのだけれど、以前からダム湖対岸に見えていた枯れ木がこの「垂乳根の大銀杏」らしいことがわかった。水が多い時期には木のふもとが水に浸かっているが、いまダムの水位が下がっていて、以前の地上部全体が見えている。

近くまで行って見た。ふだん通る対岸の道から見ながら想像していたよりも、はるかに高い木だった。木肌は生きているイチョウの木とはぜんぜん違う黒くて平滑な感じだったが、地面から立ち上がる姿がイチョウそのものだった。水位が低い状態が続いていて、銀杏の根元まわりには草が低く生えていた。

(南畑ダムの貯水率がほかのダムとくらべてもずいぶん低いが、上流の五ケ山ダムは試験湛水で水が貯まっていて、それの関係があるのだろうと思っている。ほんとうにいざというときにはどうにかするのだろう)

垂乳根の大銀杏のすぐそばに低い木があった。たぶんふだんだと梢が水面からぎりぎり出ているかどうかぐらいの高さだと思うのだけれど、その梢のあたりが芽吹いていた。