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2017年4月15日

道の記


中庭の大桜の2世、昨年は数輪咲いたのだったが、今年は花(ほとんどが軸だけになっていた)を数えたら百数十あった。花の盛りに来れなかったのが残念だけれど、この桜には来年がある。


十数年続けて見てきた街角の桜、なんとか今年も花に間に合った。区画整理のときに残された木で、以前は更地のまんなかで静かだった。今日は桜吹雪の下でこどもたちが飛び回ったり、ベンチに掛けて降る花々に囲まれたりしていた。

むかし桜の下でお話をした方々はお見かけしなくなった。年々、知らない街へと変わってきた。桜も大枝を落とされて以前の姿から変わったけれど、かわりに小枝をたくさん出して変わらず頑張っている。


地元の方々の声で残された桜、今年も無事に咲いた。しばらく見上げて、おつかれさまと声を掛けて後ずさりしながらその場を離れようとしたら、風が来て、花がいっせいに吹き付けた。


天神のチャンチン(3代目)も、一時は心配したけれど、新芽をそこそこ出していた。長居できなかったのですばやく写真を撮った。初代、2代目のような映える姿になるにはもうしばらく掛かりそう。身体を壊さずに育っていってほしい。