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2016年11月24日

道の記


小さな赤い実がなる木々の種類がどうも覚えられない。よく通る小路の舗装の割れ目から幼木が出てきて、秋にそういう実がなった。何だろうなと思いながら調べもせず通っていたのだが、先ごろ切られてしまった。いまも通るたびにその幼木を思い出す。種類はわからないままだけれど立ち姿を覚えた。


みごとに紅葉した柿の木を見た。実もなっていた。奥には保育園が見えた。こどもたちも見ているだろうな。


ちょっとした林に囲まれた古いお家があったのだが、しばらく前に取り壊されて木々も伐られた。この前そこの横を通った。草々のすみかになっていた。ヤブガラシがいっぱいに絡み付いた腰ぐらいの高さの何かから、柿の小枝が伸び出て数枚の葉を広げていた。