道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2016年11月12日
道の記(五ヶ山・小川内 新聞を読んで)
五ケ山ダム 元住民ら、水没前に見学|佐賀新聞LiVE http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/375947 … を読んだ。11月3日のときのことだろうか。
11月3日のとき、ダムサイト(というのか)から、旧倉谷のあたりのコンクリートが広く敷き詰められた場所にバスが長く停まっているのが見えた。記事の写真はその場所で撮られたもののように見える。
まだ小川内を通ることができていた頃、もう家が無くなった敷地の石垣まわりに、なでしこのような花が咲いていた。お家で育てておられた花の名残りなのだろうと思った。その後立入禁止になってから、草が刈られたり木が切られたり土が掘り返されたりしていた。いまもあの花はいるだろうか。
九千部山に歩いて登ったことがまだ1度しかない。その1度が倉谷からだった。何十年前だろう。佐賀橋までバスで行き、倉谷を通って行った。祖父と一緒だった。祖父に山登りを教えてもらい、やがて祖父とは別に自分の行きたい山に行くようになったが、いま思えばもっと祖父と一緒に山に行きたかった。
祖父があのダムの光景を見たらなんと思っただろう。怒るよりは泣く人だった。
見に行くことはしなかったかもしれない。