道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2016年10月26日
道の記
去年は軒下で何かもろこしの仲間のような草を育てておられるお家があったが、今年はジュズダマをひと株育てておられるお家があった。じゃらじゃら実っていた。
排水溝からジュズダマが伸び出ていた場所は道路工事ですっかり様子が変わった。この前に通ったときは道の対岸にひと株だけジュズダマが残っていた。なかなか大きく育っていた。そこに暮らしていたたくさんのジュズダマの影が、そのひと株の向こうに見えていた気がする。
その道では以前、どういういきさつでかそこで出会ったご年配の方と立ち話になり、隣の公園の桜はむかしある方が植えられた木だと伺った。更地になる前にその桜を植えた方の御子息と連絡がとれ、桜の伐採前に花を見ていただくことができた、とお話しになっていた。
ああ。その道沿いにいろいろな木が植えてあるお家があったのだが、解体されて、更地になった土地からいろいろな木や草の芽が出ていたのだった。たぶんそれを写真に撮っていたときに声を掛けられたのだと思う。その出ている芽を指してこれは何々これは何々とお話しした覚えがある。
そういう立ち話をたくさんさせていただき、いろんなお話を聞かせていただいた。その思い出が、あちこちの道端、あちこちの木や草にある。