道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2016年9月26日
道の記
川の向こうからキンモクセイの香りが漂ってきた。橋の上から見渡したが、どこからかわからなかった。もうそんな季節になったのか。
新しい大きな道路に囲まれた古い町で、路地とも言えなさそうなほどの小道にタツナミソウが並んでいた。これからその道を呼ぶときはタツナミソウの小径。
福岡のこのあたりでは、辻の神様はほとんどが猿田彦さま。今日歩いた道の猿田彦さまの前に、目立たない感じの花が供えてあった。野辺の花を供える、だろうかと思って立ち止まって見たら、アレチハナガサの花の穂が1本、瓶に活けてあった。ほんとうに野辺の花。暑い日差しの下で心あたたかくなった。
ビルの谷間の小さな公園で日差しに並び咲く彼岸花を見ていたら、どこからかラーメンの香りが漂ってきた。