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2016年8月17日

道の記


以前歩いていて見かけた植木鉢のタツナミソウが枯れていて、ああ育てられていたわけではないのかと思った。


小道の側溝蓋の穴にずいぶん前からジュズダマがいて、丈をごく短く刈られてもしっかりと実をつけていたのだが、道の拡幅工事で側溝が埋められていた。道の対岸は小さな土手でそこにもいろいろと丈の大きな草がいたのだが、そちらは薬かなにか使われた様子でみな枯れていた。


ビルの壁際に、ツタバウンランに似た、でも葉の形が違うようななにかの草がぽつんとまとまって、小さな白い花をぱらぱら咲かせていた。そこにクマゼミが眠るように横たわっていた。


排水溝の中のクスノキは、やはり横から新しい芽が出ているように見える。なにかの草も出ていて、どちらも排水溝の網を越え出るにはもうしばらくかかりそう。