畑の端にオオイヌノフグリらしき葉が茂っていた。さすがに花はないようだったが、いまの時期からこれだけ茂っているのなら、秋の早いうちには咲き始めそうだ。先日は他の所でホトケノザを見かけたのだった。
今度はくまぜみを指につかまらせた。やはり近くに木がなく、しばらく歩いてようやくムクゲの木にたどりついた。ムクゲが好きかどうかはまったくわからないまま、木の幹にくまぜみをとりつかせた。
ツマグロヒョウモンがそのまま横たわっていた。近くにあぶらぜみが横たえられていた。
山が青かった。夏の終わりがけのような空だった。
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