道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2020年5月18日
道の記
ホタルブクロが白くまちを彩っていた。
ビルの横の犬走りがいろいろな草の集会場になっていた。ハルジオンがやさしくたくさん咲いていた。
路地のバラも明るく咲いていた。
以前、この植え込みではたしか小さな木を囲っていた。木は見当たらず、オレンジ色の花がいちめんに植えられていた。
ヒメツルソバは道と建物とのあいだでわずかながら復活していた。
神社と緑地のあいだの細い道にさしかかる。マスクを外してみた。緑の香りがいっぱいだった。
踏まれそうな位置に出ている歩道のすみれも、もう暗くて花はわからなかったが、元気そうだった。
街路樹いちょうの切り株から出たひこばえ。植え込みの他の低木と丈を揃えて剪定されていた。これからは植え込みの木として暮らしていくのだろう。カットされてできた角がなにか新しい髪型のようだった。
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