道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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※ 現在、機器の問題でブログの更新がやや難しくなっています。最新の記事はツイッターのほうに投稿し、このブログには可能なときに後追いで掲載するようにします。1日の記事が多いときにはブログに一気に投稿する場合があります。2020年9月18日(2021年6月1日修正)
2018年6月30日
道の記
たまたま腰掛けたベンチの下に花が咲いていた。さっきまで雨だったためか半開きだったが、写真に撮って立ち去った。そうしたら、その様子を見ていたのか男の子がベンチのところにやってきて下を覗いて、それからおかあさんと妹さんを呼んで一緒に花を見ていた。アカバナユウゲショウっていう花ですよと教えてさしあげた。
また雨が降り出しそうな中、草を見ている私の近くで、カメラを持ったこどもさんがしゃがみこんで地面の近くをしきりに写していた。シロツメクサが濡れて咲き、カンサイタンポポがこの時期ながら花を用意して天気の様子をうかがっていた。
ラベル:
アカバナユウゲショウ,
カンサイタンポポ,
シロツメクサ,
ベンチ
2018年6月27日
道の記
何年か前に、道のガードレール脇にセンダンの木の伐り株を見つけた。ひこばえが出ていてわかったのだった。その後、ひこばえも伐られたけれど、その後にまたひこばえが出ていたのも見た。しばらくぶりにその道を通った。ひこばえはたぶんあの後にも何度か伐られたのだろう。小さく葉を茂らせていた。
2018年6月25日
道の記
和風住宅跡地の木々は伐採されていた。樫の木のひこばえが少し残っていた。何かの園芸植物の大きな葉が斜めに茂っていた。夾竹桃の木は姿がまったくなくなっていた。敷地の隅のほうの、重機が入りきれなかった様子に見える位置に、あまり大きくない樫の木が1本、まっすぐに立っていた。
中心街の大通りに面した桜が撤去された後にいま桜の枝葉が出ているが、きょう見たらその脇にイノコヅチも出ていた。砂利を入れられた更地の隅で並び合っている。このまま平穏に過ごしてほしい。
2018年6月24日
2018年6月23日
道の記
抜かれて放置されていたねこじゃらしの束を、電柱のふもとに置いた。最初はわずかに土が見えているところに置いて立ち去ったのだが、そこから新しい芽が出てくるのではと気になって、帰りに少しずらして置き直した。
昨日も少しそうしたのだが、公園の歩道にみみずが出て舗装の上で乾いていたのを、動かして木の根元や土がある位置に移した。きょうはたくさんの数だった。自然は自然のままにしておくべきだ、という声がちらっと心に聞こえてきたけれど、それを言うなら、すでに舗装が自然を逸していたのだった。
舗装の小さな石が剥がれていたのも拾って置き直した。しかし石がちょうどおさまる窪みは見当たらず、縁石がほんの少し舗装の高さから飛び出ている、その脇に置き直した。
石さえも帰る所がなかった。
2018年6月22日
道の記
住宅街の一角のむかしながらの和風住宅が取り壊されていた。まわりの樫の木々が残されていた。立て札によるとマンションが建つという。木々はどうなるだろう。中のほうでは大きな夾竹桃の木があざやかに花を咲かせていた。
2018年6月20日
2018年6月13日
道の記
短い丈のキュウリグサやヒメジョオンが生えていた場所で、今度は短い丈のナズナが咲いているのが見えた。顔を近づけてよく見ると、手が円かった。マメグンバイナズナだった。
ランタナ電柱にはねこじゃらしが葉だけ復活していた。アカカタバミも少しだけ葉が残っていた。
タイル舗装の上でミミズがのたうっていた。鳥がくわえてきたのではないかと思う。このまま人に踏まれてもかわいそうに思い、近くの植え込みの土に移した。ミミズは少し傷を負っていて、なかなかうまく這うことができないように見えたが、積もっている落ち葉のところまで頭がたどり着くと、突然這い方を思い出したようにまっすぐになって、少しずつ落ち葉の下へ潜っていった。
このミミズはこのように何者かにじっと見られていたのは生まれて初めてになるのではないかと、ちらっと思った。
2018年6月10日
道の記
クスノキが伐られた神社に少しひさしぶりに立ち寄ったが、どうも境内が明るい気がするので歩いてみると、大きなクスノキの伐り株があった。前回伐られたクスノキと変わらないぐらいの大きさ。新しく伐られた様子。少し高めの位置で伐ってあり、なぜか、切断面に木の板が打ち付けられて平らにしてあった。板と断面との隙間から薬剤注入の跡が見えた。
その少し先の歩道で、むしられた草が道の真ん中に放置されていた。すぐ隣のアパート駐車場にアイドリングを掛けている車がいたけれど、草を拾い上げて横の土がある所に移した。
町内施設の塀際の草もむしられていた。すみれの葉が散っていた。
道の脇の小さな復活中のクスノキも伐られていた。遠目でわかった。近寄ると、ひこばえを伐られて小さなこぶのような伐り株になっていた。数センチだけ残った枝が1本、緑色をしていた。
街路樹のクロガネモチが伐られている途中だった場所はアスファルトが敷き詰められていた。何もなかったかのようだけれど、そのように舗装されていることがかえって、ここに何かがあったことを示しているとも思った。
2018年6月7日
2018年6月3日
道の記
ランタナの電柱とねこじゃらしの電柱は同じ通りに面している。ランタナ電柱の場所にもねこじゃらしが1本穂を出していた。その隣ではアカカタバミが実を待機させていた。
からん、からんと鐘の音がした。公共施設だが鐘はあっただろうか。鐘にしては軽い音なので、たぶんあの音ではないか。そう思いながら音のほうを見ると、思ったとおりに旗を掲揚するアルミポールが見えた。音が止んだ。
お墓が作ってあった。拳ほどの石がぐるりと並べられていて、それぞれラベンダーとカーネーションに似ている花が手向けられていた。鳩たちが誰かを待っている様子だった。
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