道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2017年4月1日
道の記(五ヶ山・小川内)
五ヶ山・小川内に行ってきた。水位はまたいくらか上がっていた。旧小川内小学校の対岸の木々が完全に水没して見えなくなっていた。
東小河内の桜はまだ咲いていなかった。今日見た様子だと、水が上がってくる前に咲くだろう。隣のもみじが芽吹いているようで、ほんのり赤く色付いていた。
桜やもみじの場所は神社の境内だったのだと思うが、その神社の移転先を見つけて訪ねてみた。ちょうど、地元の方々が近くにお出でになっていて、神社を案内していただき、昔のお話も聞かせてくださった。
移転先の神社の境内には、あまり大きくない桜やもみじの木があった。いま思うと、樹種を元の神社と同じに揃えてあるのかもしれない。春の草の花々が境内をほがらかに彩っていた。
小川内の杉は、木々そのものに大きな変化はないように見える。周囲は来るたびに少しずつどこかが変わっている。
ダムの試験湛水では直線的に貯水量を増やしていくのか途中で水を減らしたりするのか知らないが、直線的であれば、いま見えている木々が水に浸かるのはあまり遠い日のことではないだろうと思う。いまは、見えている景色を精一杯受け止めたい。