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2016年10月9日

道の記(五ヶ山・小川内)


まもなく試験湛水が始まると聞いている、五ケ山ダム水没予定地の桜(写真中央)。今日見てきた。携帯写真ではよくわからないけれど、咲いていた。



前に書いたことがあるけれど、旧東小河内の桜やその隣の木々は、何かわけがあって残されているのだろうと思う。寺社や民家の木で土地の人たちが伐らないでおいてほしいと要望したなどの経緯があったのでは。その残してくれた人たちを、桜が花を咲かせて待っているような気がする。

カメラで撮った写真はもうちょっとだけ写りがはっきりしている。載せ方がまだわからないができれば載せたい。

こちらは小川内の杉。水没予定地からもっと高い場所に移設された。いまはおだやかに養生している様子。



双眼鏡だと花が見えるので、一眼レフに望遠レンズ(と言うのか正しく知らない)だとはっきり写せるのではないかと思う。できれば花が見られるうちに再訪したいけれど、いつまで咲いているだろう。

手持ちの地図にはほぼその位置に「大山神社」の記載がある。いくつかのウェブページに神社のことが書かれていて、木々はおそらく境内の樹木だったのではと思う。

4月の満開のときもそうだったけれど、桜はいまこのときを咲いていた。水に沈む前にもう一度咲いたとも思えるし、いや何度でも咲くつもりだとも思う。見てほしいかもしれないし、静かに咲いていたいかもしれない。そうしたいろいろ思われる意味意味の向こうで、桜はいまこのときを咲いていた。

(この項、10月9日から10月12日にかけてツイッターに投稿したものをまとめました)