道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
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2017年2月26日
2017年2月23日
道の記
たまたま立ち寄った公園は、以前よりずいぶん日当たりが増していた。高所作業車がたぶんヒマラヤスギだと思う大木にとりついていて、上のほうから半分くらい幹がなくなっていた。その脇に幹と枝が積み重ねられていた。クスノキの枝もまとめられていて、青い実が枝から離れて静かにしていた。
昨年度に片側のイチョウ並木が撤去された道路では、今年もう片側のイチョウが同じように撤去された。舗装され直した歩道にはもう植えマスはなく、アスファルトの路面が向こうへと続いている。
このようすが続いていくなら、あと20年30年のうちにこのまちは、木の種名で○○通りと呼ばれる道路以外には街路樹がなく、公園にはあまり大きくならない木が数本と花壇の花だけが植えてある、そんなまちになるだろう。そういう勢いで、まちの木々がなくされ取り替えられている。
その木々が放った酸素をこれまで吸いながらまちの人はみな暮らしてきたはずである。
やはりたまたま通ったある道の、ある植樹帯の端のほうに、若くして伐られたようすの小さな伐り株があった。そこからひこばえが伸びていて、常緑の葉がついている。その株のまわりを、どなたかが施したワイヤーがぐるっと囲っていた。
2017年2月19日
2017年2月18日
2017年2月16日
道の記
昨年ナガミヒナゲシを見ていた場所、すでにたくさん芽が出てロゼットを広げていた。ホトケノザと共存している。同じ小さなコンクリートクラックで、ナガミヒナゲシが葉を広げ、その葉の隙間からホトケノザが茎を高々と伸ばしていたりする。
今年はどう見ていこうかと思う。
2017年2月15日
道の記
側溝からフウの木が生えていて、秋は紅葉が見られたのだったけれど、その側溝がすっかり底ざらいされていた。横の敷地では解体工事が始まり、敷地外周部の木々も撤去されていた。カイヅカイブキの枝が一つ、柵に引っ掛かって残っていた。
1本だけ残されている木があった。エノキのよう。まだ人の背丈ぐらい。細い枝が側溝の上をこちらへと伸び出している。触れるとしなやかで、静かに春を待っているのだと伝わってくるようだった。
2017年2月11日
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