道ゆく先々での、木々草々花々などさまざまの出会いとその後を、一筆箋に綴るつもりで。
From the Wayside: about my acquaintances of trees, flowers, weeds and others (written in Japanese)
2017年8月27日
2017年8月26日
2017年8月23日
2017年8月20日
道の記
アレチノギクが出ていた電柱のふもとはコマツヨイグサが茂っていた。咲いてはいなかった。
道路付け替えのため廃止された桜の公園の隣の隣が幼稚園だったのだが、ここも工事が入っていた。ここにも正面に大きな桜があったけれど、なくなっていた。重機が休んでいた。
アキノノゲシが出ていた空き地は建物が建つらしい。草が刈られ、工事の掲示とフェンスが立てられていた。隣の空き地でアキノノゲシが高く伸びてつぼみを付けていた※。
※ 文中のアキノノゲシの「つぼみ」は花が咲き終わった後の状態だったかもしれない。次の記事に注を書いている。
https://michinohata.blogspot.com/2020/03/blog-post_43.html
2017年8月17日
2017年8月13日
道の記
たんぽぽがいる道を歩いていて、たんぽぽにしてはずいぶん小さな花だと思って近づいてみたら、茎の丈が手の小指ぐらいしかないオニタビラコの花だった。真夏はオニタビラコの花をあまり見ない気がする。その道を行くとそんな小振りなオニタビラコがぽつぽつと花を咲かせていた。
その次の道にはやはり茎の丈が手の小指ぐらいの、小振りなヒメジョオンが咲いていた。
カニクサが、道の脇のコンクリートの隙間から、小さくまとまってぽつんぽつんと並んで出ていた。コンクリートの隙間を使って鉢植えにしているかのようだった。
そうしたことを見ながら歩いていられたのも道のりの半分ぐらいだった。暑さにやられて、ほうほうのていで戻ってきた。
2017年8月11日
道の記
台風が来るという前の日だったかと思うが、電車の床にとんぼが落ちていた。乗客の人たちに避けられていた。手に取ると生きていたので連れ出し、駅を出て近くの公園へ連れて行った。左側の翅が1枚しかなく、足も減っていて、飛ぶのも動くのも無理のようで、公園の隅のつわぶきの葉に置いて別れた。
きょうまたその駅で降りた。安置した虫のその後を見ることはふだんしないけれど、きょうは公園に立ち寄った。とんぼはつわぶきの葉の上にはいず、その下で、雨宿りか日よけをするように伏せていた。台風も大風もそこでやり過ごしたのだろう。声を掛けて指で触れたらかさっとした。瞑目して立ち去った。
クサギのトンネルはいちだんと香り立っていた。落ちていた花をひとつつまんだ。その花も香り立っていた。
柳絮の木はなくなっていた。根も取り払われたようで、新しい土が入れてあった。水辺の向こうではイベントが開かれているようで、そちらへ向かう浴衣姿の人たちが夕方の道を歩いていた。
入ったお店で歌が流れていた。ぼくたちの前にこれからもこの自然が変わらずにありますように、と聞こえた。