2017年8月27日

道の記


小径に入ると、待ってくれていたかのように隣に小さな木がいた。何度か伐られた様子があり、その最後の何度目かで伐るのをあきらめられた様子でもあった。地面近くで樹冠を横に広げていた。


メヒシバが茂るその道向かいはオヒシバの丘だった。


この草は種類がわからない、見たことがないようだけれど何の草だろう、と思いながら急いで通り過ぎた後、どこで見たのかもわからなくなった。


歩けるかぎりは歩きたい。