2020年8月17日

道の記


線路際は薬が撒かれたように見えた。アキノエノコログサが立ち枯れていた。


草の続く道のさいごにハゼランがまとまって咲いていた。


桜が伐られたその切り株の脇から、ひこばえが出ていた。敷地前にはマンションの看板が立てられていた。看板にはファサードに桜の立ち木が描かれていた。この桜にチャンスをあげてほしいと思った。


桐の木もひこばえを伸ばしていた。葉に触った。湿ってぬめりがあった。

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