2019年9月28日

道の記


台風が過ぎた街の道は、街路樹のクロガネモチなどの葉や小枝が路傍に積もっていた。どなたかがそれぞれに掃いて集めたのだろう。


空き地のヒロハホウキギクなど丈の高い草は多くが倒れていた。このさきは倒れたまま花を咲かせ、それぞれに実りのときを迎えるだろう。


道端に小さく生えている松の木に、ビニール傘が絡んで留まっていた。


市街地公園にも夜が降りてきた。先日お目にかかったばかりのフルート奏者の方が公園の端でフルートをお吹きになる。多くの人が行き交うなか、朝のドラマの主題歌メロディーが、ビルの壁面に沿って、どこまでもかすかに流れていた。


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