2017年5月14日

道の記


ナガミヒナゲシとスズメノカタビラやノミノツヅリなどの草が同居していた場所、ときどき様子を見ていたのだけれど、今日見たら全部の草がまとめて引っこ抜かれていた。ノミノツヅリがかろうじて数センチ丈の茎を残していた。


よく晴れているのにばらばらと音を立てて何か降る。見れば楠の花だった。


ドクダミの花も咲き始めた。


ノゲシが1メートルを超える丈で競うように茂り、たくさんの綿毛をつけていた。工事予定地で、土地がいつまでいまのままかわからない。その向こうで、伐採されて切り株もすでに撤去された柿の木が、これでたぶん3度目になる芽を地面のところどころから突き出して、ういういしく葉を広げていた。