2016年12月14日

道の記


公園で、足元にもみじの実がたくさん落ちていた。あたりを見回すと、すっかり落葉したもみじの木がそばにあった。風が吹いて、実がいっぱい、くるくる回りながら飛び離れていく。実のひとつが私の胸に当たって落ちた。実の飛んでいく合間に、葉がひとつ落ちていった。


風草をひさしぶりに見た。町外れの旧道の道端にまとまって生えていた。白くなっていた。晴れた空に山の木々が色あざやかだった。


風草は漢字で書くのが好き。