2020年4月10日

道の記


公園の十月桜は細かな葉をたくさん出していた。ソメイヨシノも咲きそろった。そして今年いちばん早く花を見せてくれたソメイヨシノは、幹のまわりで若葉を茂らせつつあった。


枯れたメリケンカルカヤの茂りのなかでオランダミミナグサがまっすぐに茎を立てていた。


桜並木は少しばかり人々が行き交っていた。ご親戚一同のように見えるこどもさんを含んだ一団の方々が、桜の1本1本で立ち止まっては枝に触れ、花を横に後ろに写真を撮っておられた。


線路際の工事現場は夜で静かになっていた。もう草の種類が見分けられないが、ナズナのいるあたりに少し疲れたような丈の高い草が見えていた。


閉じたお店はシャッターが新しくなっていた。正面にいたノゲシはなくなっていた。ノゲシが出ていたあたりは隙間があったが、そこにいまも根がいるのかどうかはわからなかった。


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