2020年4月17日

道の記


お家の跡地の工事は日中だったが誰もいなかった。敷地の端にはホトケノザがいまも線状に残っていた。


角のノボロギクは枯れていた。綿毛を残したまま頭を垂らしていた。


お家の跡地の桜は花が多く残っていた。残っていてありがたかった。


今年一番に咲き始めたソメイヨシノはだいぶ葉桜になった。梢というか、上のほうの枝では花がいっぱい咲いていた。


枯れたメリケンカルカヤに囲まれたオランダミミナグサはあおあおしていた。他の場所ではオランダミミナグサは色褪せてきている。メリケンカルカヤがずっと守ってくれていたのかもしれない。


ヒメオドリコソウは色褪せていた。咲いているのかどうか道からではわからなかった。


小学校の桜もだいぶ葉桜になっていた。グラウンドの向こうからこどもたちのにぎやかな声が聞こえる。集まっているようだった。グラウンドのこちら側にあるブランコが誰もいないまま4つみんな揺れていた。


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