アレチノギクが毎年出ていた道の脇のすぐとなりが駐車場だったのだが、そこに何か建つ様子だった。道も舗装し直されていて、アレチノギクが出てきそうな隙間はなくなっていた。敷地の隅でキュウリグサが1株、花を付けていた。
人が造ったものがすべて解体された跡地の隅に立っている草を歩道からしゃがんで見ていて、角を曲がってこられた方から、暑いですねと声を掛けられた。暑いですねとお返事した。おっしゃりたかった意味はきっと別だったのだろうけれど、どちらのほうだったかはもうわからない。
ひさしぶりに立ち寄った公園では陽光桜が咲いていた。元気をなくしていた枝垂桜は、花芽はなさそうだったが葉の芽が動き始めていた。そのそばで、おかあさんが草を摘むこどもさんを見守っていた。
交差点のコブシは花をそろそろ終えそうだった。街の人の様子はようやく春らしくなってきた感じで、コブシはその少し先を生きているようだった。
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