2019年2月13日

道の記


ナズナとホトケノザが咲きに咲いていた。風は冷たかった。山は雪のようだった。


林だった高台に木々が少しだけ残されていたのだが、その木々もなくなってしまっていた。砂利の地面に少しだけノゲシが咲いていた。


山に日が沈んだ後、その山の左のほうに幻日が見えていた。幻日に背中を照らされているのだと思いながら帰り道を歩いた。道はまだ遠かった。


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