2018年1月14日

道の記


柿の木の線路脇はしばらく前に彼岸花が出ていた箇所が掘削されたあと、いまはホトケノザのように見える草など草の芽が地表に見える。柿の芽は見当たらない。時期的にも芽が出るにはまだ早いのだろう。


空気が冷たく、日が落ちた西空は青暗く光っていた。むかしからそのお家にあったけやきの木が、いまとつぜん現れたかのようにその西空にそびえていた。梢の枝々は光の薄まった高い夜空に届こうとしていた。