2017年10月6日

道の記



ナガミヒナゲシが薬で枯らされた植え込みに、ヒメクグやコゴメガヤツリが出てきた。



すみれがいるプランターに、ツマグロヒョウモンが舞っていた。それにつられて近づいてみると、プランターの隅にキツネノマゴが咲いていた。今季初めて見るキツネノマゴの花だった。ツマグロヒョウモンは、たまごを産みつける格好をしながらすみれのあたりを行き来していた。



以前ヒメウズがいた、そして更地になってからはねこじゃらしがたくさん出ていた古い建物の跡地に、マンションが出来上がった。きれいな植え込みが作られ、呼び名をよく知らない木々草花が並んでいた。敷地のはじっこのはじっこに、エノキグサが1本生えていた。その1本がこの土地のむかしを語っているようだった。