2016年8月15日

道の記


マンション工事の告知が出されている空き地。草で満ちあふれている。エノコログサやエノキグサやメヒシバ(種類は細かく見ていない)のなかに、名前を知らない園芸品種らしき花が何種類か見えた。もとのお家で育てていたものだろう。お家がなくなったいまも、そこは草たちの「庭」であり続けている。

日野啓三さんの短編「神の小さな庭で」を思い出している。だれかあの「庭」で遊んでいるのではなかろうか。