2016年7月9日

思うこと


ひとり、ひとつ、これ、それ、あれ、あなた、…と思うそのひとつよりも大きな何かの肩を持ったりしない。そのひとつを囲い込もうとしたり組み替えようとしたりする大きな何かのほうを大事にしたりしない。

私は、これ、あれ、それ、あなた、…と呼ぶことができるひとつひとつがあるひとりひとりがいるそのあいだに生まれて育ってきた。何を聞かされ何を読んで何を知って何を考えるようになっても、ひとつひとつひとりひとりのそのあいだにいつも帰っていく。